分科会は、少人数に分かれてのレポート交流を行いました。各グループとも活発な話し合いが行われていました。最後に各グループで話し合われた内容を交流し合いました。

北ブロックは、公認心理士であり、臨床心理士である中野ひろみ氏を講師に迎え、「教育相談で使える発想・技法～外在化～」というテーマで講演いただきました。学校で重大事案が発生した際は、「初期段階からスクールカウンセラーを入れてほしい」ということや、相談者との面接の終了時には、どこまでを開示するかの確認を行うことなどの基本的で重要なことを教えていただきました。後半は、4名ほどで自分の問題を外在化するワークを行いました。

南ブロックは、北翔大学教育文化部心理カウンセリング学科准教授、公認心理士・臨床心理士、北翔大学臨床心理センター長、北海道スクールカウンセラーの澤聡一氏を講師に迎え、「学校における心の危機と多様性～支援を多面的に行うために～」というテーマで講演いただきました。5つのキーワード（不登校、発達特性、トラウマ、予防的支援、チーム学校と連携）について具体的な事例や接し方についてお話しいただきました。何かしら児童生徒の姿が思い浮かぶ講演会でした。